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6月にゃんこ便り

 緊急事態宣言の発令を受け、にゃんこの館は4月8日から通所を休止し、利用者の皆様には原則自宅待機をお願いしていましたが、宣言解除を受け、6月1日から通所を再開しました。再開後は午前と午後に分散し、ソーシャルディスタンスを保つなど、予防しながら過ごしています。昼食提供もストップしており、以前のような生活に戻るにはまだまだ時間がかかりますが、少しずつリズムを取り戻していければと思います。  

 

  自宅待機中は、在宅支援という形で、電話による健康状態の確認や相談支援を実施しました。また、生活リズムを維持するために、ワークシートや内職を用意しました。一方で、在宅を続けることに不安がある方や、生活リズムが乱れ始めた方は、週に一度、2時間程度通所したことで、大崩れせずに乗り切ることができました。誰ひとり感染することなく通所を再開でき、一安心しております。      

 

  在宅期間が2ヵ月と長期化したことで、「いつ頃再開しそうですか?」や「他の皆さんはお元気ですか?」といった声が多く聞かれました。また、ワークシートとして実施したアンケートでも「手作り昼食が楽しみで通所している」「今年の親睦会が楽しみ」「作業が生活のルーティンになっている」などのご意見もあり、改めて多くの方にとって『にゃんこの館』が生活に欠かせない場所になっていることを再確認する機会にもなりました。大切な場所をみんな自身で守っていくためにも、ひとりひとりが感染症対策を徹底できるよう支援していきたいと思います。  

 

  東京都はステップ3に移行し、県をまたいでの移動も間もなく可能となります。少しずつ日常が戻ってくると同時に、感染者の増加も危惧されるなど、今後のことを考えると不安もありますが、通所している間だけでもリラックスして過ごしていただければ幸いです。